時は転がり、揺れ動き・・・

Posted on Posted in 日々徒然

「冬の散歩道」というブログのタイトルからご察しの方も多いと思いますが、僕はサイモン・アンド・ガーファンクル(Simon and Garfunkel)の曲が大好きです。

Fresh Pond, 10/26/2008
(Fresh Pond, 2008/10/26)

黄色や赤に染まったボストン、久々の暖かな日曜日、散歩に出て、満たされた気持ちで家に帰り、仕事はあるけれどもやる気が起こらず、何とはなしにパソコンを開き、Youtubeのビデオたちの上を無為に漂っていると、Simon and Garfunkelが最近のテレビのトークショーで、”The Boxer”という曲を、オリジナルとは違う歌詞で演奏していたことを知りました。

アルバム「明日に架ける橋」に収録されている”The Boxer”は、田舎からニューヨークに出てきた一人のボクサーの孤独を、一人称の物語調の詞で歌う曲です。オリジナルでは間奏が入る部分に、新しいコーラスが追加されていました。その部分の詞が非常に良かったので、紹介したいと思います。

Now the years are rollin’ by me,
    they are rockin’ evenly,
And I’m older than I once was,
    younger than I’ll be, that’s not unusual,
Though it isn’t strange,
     after changes upon changes,
We are more or less the same,
    after changes we are more or less the same.

(訳)
時は僕の横を転がる(roll)ように過ぎてゆき、そして揺れ動いている(rock)。
僕は昔より歳を取って、でも未来の僕よりはまだ若い、まあ当たり前か。
別に特別なことじゃないけど、変化に次ぐ変化を経て、
僕らは結局、昔と大して変わってないんだ。変化を経て、僕らは昔と大して変わってない。

(一行目は、ロックンロール、rock ‘n rollとの掛け言葉。)

こんな歌詞を、還暦を過ぎてすっかりおじいちゃんになったポール・サイモンとアート・ガーファンクルが歌っているのは、とても深い感慨があります。

時は転がり、揺れ動き、一日が終われば、僕が死ぬ日が一日近づく。葉は色付き、地に舞い落ち、雪に埋もれる。なおも時は転がり、揺れ動き、雪は融け、木は芽を吹き、花を咲かせ、夏の緑、秋の朝霧、やがてまた葉は色づき、地に舞い落ち、そうして時は転がり、揺れ動き、そこには昔と大して変わっていない僕が立っている。

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