ボストンの春

Posted on Posted in 日々徒然

ボストンに春が来た。そう感じた週末でした。

土曜日、毎週のジョギングを兼ねて、ボストン・コモン(公園)とパブリック・ガーデン(公園その2)へ。冬はあんなに閑散としていたのに、この日はそこかしこに人、人、人。手を繋いで歩くカップル、おしゃべりが尽きない女友達、犬と戯れる子供、芝生で寝ているサングラスの兄ちゃん、スケボーをする若者、物乞いをする老人…。公園にはおみやげの露店が出ていて、たくさんの観光客がガイドブックを片手に赤い線を辿っていました。

パブリック・ガーデンではモクレンとモモが控えめに花をつけ、足元にはスイセンやスミレが。ボストン・コモンへ繋がる門の前では、ギター・ギター・ベースのトリオの演奏。よちよち歩きの子供が母親から1ドル札をもらって、それをギターケースの中に突っ込むと、嬉しそうに母親の方へ駆けて戻りました。

帰り道に走ったチャールズリバーの川原も、人で溢れていました。川面には早くもヨットの帆が張られています。ハーバード・ブリッジを渡っていると、アイスクリームを食べながら歩く友人カップルを見つけました。彼は白いTシャツ、彼女はピンクのポロシャツ。後ろから肩を叩いて追い抜くと、「ハイ」と返してくれました。

夏の終わりにボストンでの生活が始まり、短い秋が過ぎて長い冬を越し、そして春を迎えました。いつのまにかこの街を、「自分の街」と思えるようになっていたことに気付きました。


追記(2007/6/25): 物心がつく前にアリゾナに住んでいたことを除けば、東京を離れて住んだのは、この留学がはじめてです。新しい街に引越して、一年、二年と経つうち、街は新鮮さを失い、同時に街への愛着が増えてゆくものなのだ、ということが分かりました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です